吹奏楽オリジナル作品 3
 
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●J.デ=メイ:交響曲第1番「指輪物語」(全曲) Time 42:30  (G:6)¥126,000  【A−425】
この作品は、J.R.R.トルキーンの同名の3部作の小説に基づく作品である。全5楽章に分かれていて、各楽章が登場人物の重要なエピソードを描き出す。もう日本でもかなり有名な曲。この曲は、編成は通常の吹奏楽団を想定して作られているが、S.Sx  フリューゲル、ピアノ を要する。
*映画『指輪物語』は上記に書いた、トルキーン作の小説が原作となっている映画ですが、映画の中では、当曲は使用されていません。

◆第1楽章『ガンダルフ〜魔法使い〜』 〜Gandalf〜 Time 6:30  ¥25,200 【B−429】
第1楽章は、3部作を通して主要なキャラクターである、魔法使いガンダルフの音楽によるポートレート

◆第2楽章『ロスロリエン〜エヴェンの森〜』  〜Lothlorien〜 Time 7:40  ¥25,200  【B−430】
第2楽章は、ロスロリエンの印象を描いている。

◆第3楽章『ゴラム〜スメアゴル〜』  〜Gollum〜 Time 10:00    ¥25,200 【B−431】
第3楽章では、奇怪な生き物であるゴラムが描写され、卑しく用心深い存在がS.Sxで表現されている。

◆第4楽章『暗闇の旅』  〜Jorney in the dark〜 Time 9:00 ¥25,200 【B−432】
第4楽章では、ガンダルフに率いられた指輪の仲間たちがモリアの暗い坑道を行く困難な道行きが表現されている。

◆第5楽章『ホビットたち』 〜Hobbits〜   Time 9:30 ¥25,200 【B−433】
最終楽章である、第5楽章は、楽しそうにフォークダンスを踊っているホビットたちが表現されている。

●J.デ=メイ(P.ラヴェンダー編):交響曲第1番「指輪物語」 (抜粋)(G:3〜4) Time 10:30 
 ¥14,175 【B−434】
J.デ=メイの名作交響曲第1番『指輪物語』を、P.ラヴェンダーが、抜粋し、グレードもさげて編曲。これにより、中学生や、高校生など、様々な団体に『指輪物語』を演奏するチャンスが増えたと言えます。
 

●J.ヴァン=デル・ロースト:シンフォニア・ハンガリカ (G.5〜6) 全曲 ¥99,750 【B−253】
第1楽章「アッチラ」 ¥37,590  【B−250】 
第2楽章「アールバード」 ¥37,590  【B−251】
第3楽章「イシュトバーン」 ¥37,590  【B−252】
この3つの楽章からなるシンフォニーは、ハンガリーの歴史を表現しています。この国の歴史上の重要人物や戦争、その他の重要な出来事が、3楽章すべてにインスピレーションを与えています。このシンフォニーは2001年のハンガリーのミレニアムを祝うものです。第1楽章はフン族の王、アッテラを表現しており、恐怖、脅威、侵略が特徴的に表現されています。第2楽章は、ハンガリー国家の父、アルバードに焦点を当てています。そして、最終楽章は、ハンガリーにキリスト教を導入した王、イシュトバーンにちなんでなずけらています。なおこの曲は、ヴァン=デル・ロースト初めての交響曲でもあります。

●B.ウィーラン(C.ストロンメン編):リヴァーダンス (G.5) Time:13’45 ¥38,325  【B−015】
映画「タイタニック」から、火がついたケルト音楽の吹奏楽アレンジもの。ケルト音楽独特のリズムで、不思議な雰囲気のする曲。もともとは,アイリッシュステップのショーの曲。タップダンスに似たダンスを踊るバックで演奏される音楽です。全部で4つの楽章に分かれています。コンクールだけでなく、演奏会でも戦力になりそうな曲です。

<I>  Wellspring Theme〜Women Of Ireland … Time:5’24
<II> The Heart’s Cry … Time:2’13
<III>Thunder and Lightening … Time:1’13<パーカッション・アンサンブル>
<IV>Riverdance Final … Time:4’25 

 
●S.ライニキー:セドナ (G.3) 5’33 ¥13,650 【A−704】
第一印象は「明るく活発な曲!」、シンコペーション・リズムが印象的なスピード感のある部分と、ゆるやかな
3拍子の部分にわかれている。構成がとてもしっかりしているので楽器を始めて間もない中・高生にも理解しや
すい曲であると思います。ただし、トランペットとテナー・サックスのみが主旋律を奏でていることが多く、他
の楽器に比べパワーとスタミナが必要。コンクールの自由曲や演奏会用としても人気曲になるでしょう。
 
●ヴァン=デル・ロースト:プリマ・ルーチェ(原初の光) (G.3) 8’45 ¥17,850 【A−705】
教会旋律やグレゴリア聖歌風の旋律など、宗教音楽からの影響が色濃く感じられますが、全体的に明るく、そし
て柔らかい響きのする曲となっています。これまでのヴァンデルローストの曲ほど「技術的難易度」は高くない
分、「表現力」が重要となる曲でしょう。
 
●J.スウェアリンジェン:セレブレーション (G.3) 6’20 ¥11,550 【D−391】
スウェアリンジェン独特の雰囲気と美しい旋律、この二つを効果的に使い仕上げられた曲ともいえます。速い部
分での付点音符の処理、ゆっくりした部分でのレガート奏法、演奏に際してはそうした丁寧さが大事になってく
ると思います。少人数編成のバンド(20〜30)でも演奏は可能。
 
●B.ピアソン:カンティクル (G.2) 5’10 ¥9,975 【A−707】
曲名の「カンティクル」は「聖歌」の意味で、その名のとおり欧米にて広く親しまれている聖歌の旋律をもとに
した幻想曲です。技術的にはやさしいと思いますが、音楽的内容と演奏効果の高さからすると表現力が要求され
る曲でしょう。同じ動きの楽器群の音形、音色、リズムを丁寧にそろえることで、この曲の華やかさ、格調高さ
が生かされてくると重います。小編成バンドでも演奏は可能。
 
●P.スパーク:新しい夜明けに〜To A New Dawn (G.4) 8’56 ¥18,375 【A−708】
速い部分に対し穏やかな中間部とではテンポがちょうど半分となっているため、全体的に一つの大きな流れの中
で曲は進んでいく感じになっています。各楽器をセクション単位でグループを形成し、そのグループ同士の組み
合わせが多様なので、サウンドの多彩な変化を演出するために、各場面毎のバランス作りに注意をはらう必要が
あるでしょう。このバランスに注意すれば小編成バンドでも演奏は可能。
 
●R.W.スミス:天空への挑戦 (G.3) 5’22 ¥11,340 【A−709】
宇宙開発に縁のあるアメリカのハンツビルという街の歴史を題材にした小説(10月の空)をヒントに作られ
た、壮大な雰囲気を出す曲です。変化に富む表情、打楽器の効果的な使用など演奏効果の高い曲と言えます。実
際に聴く印象よりそれほど難易度は高くなく、中編成、工夫次第では小編成バンドでも演奏は可能と思います。


 
●G.ローレンス:エルフゲンの叫び (G5) 7’00 ¥26,250 【A−561】 
非常にドラマティックかつロマンティックな音楽で、発想としてはヨハン・デ=メイの『指輪物語』に近いといえる。
音楽的にはわかりやすいが技術的な要求はかなり高度。木管だけでなくトランペット、ユーフォニアム、テューバにも細かいパッセージがあり、使われている音域も広い。美しい中間部はシャープ系(ホ長調)なので、これも入念な音作りが必要だろう。ラストの盛り上がっていく場面はかなり感動的。いかにもヨーロッパらしい正攻法の音楽構成がきわめて高い演奏効果と結びついているこの作品が、今後多大な注目を集めることは確実だ。実力のあるバンドならば、その実力を十二分にアピールできるに違いない。
 
●B.アッペルモント:ノアの箱舟 (G4.5) ¥29,400 【A−553】 
1.お告げ (1’15)
2.動物たちのパレード (1’50)
3.嵐 (2’30)
4.希望の歌 (5’00)
『ノアの箱舟』は、レマンス音楽院でヤン・ヴァンデルローストのクラスに学んでいた作曲者が同クラスの“卒業試験のための課題”として作曲された。聖書に出てくる有名な”ノアの箱舟”のストーリーに題材を求めた作品で、連続して演奏される4つの音楽からなっており、壮大なストーリーを分りやすく表現している。ちなみに、ディズニー映画「ファンタジア2000」でドナルド・ダッグが演じた物語としても有名。
【お告げ】「洪水が近いので、それに備えて大きな箱舟を作るように」との神託をノアが与えられる場面の音楽で、おごそかなムードを湛えた短めの導入の音楽。
【動物たちのパレード】”ノアの呼び掛けに応えて動物たちが次々とそのもとへ集まってくる”場面の音楽。クラリネットを中心とした木管楽器が動物たちのゆっくりとした歩みを表現している。
【嵐】”お告げどおり嵐はやってきた”地上に生きる生物がこれまでに体験した事のないようなすさまじい嵐が吹き荒れ、洪水が押し寄せて地上は水没する。
【希望の歌】”嵐をのりこえたノアと動物たちが水が引いたあとの世界に戻って新たな生活を始める”場面の音楽。クラリネットが「希望」のテーマを歌い始め、その再建への槌音は次第にバンド全体に広がっていく・・・。
 
●M.エレビー:パリのスケッチ〜シンフォニック・ウインド・オーケストラの為のオマージュ (G5)
 ¥39,900 【A−550】
1.サン=ジェルマン=デ=プレ (3’00)
2.ピガール (3’00)
3.ペール=ラシェーズ (3’50)
4.レ・アル (4’00)
作品は、パリ市内の4つの場所を題材に選んだ4曲構成の組曲となっている。
【サン=ジェルマン=デ=プレ】ゆったりとしたテンポでイメージを膨らませていく導入の音楽。ラヴェルを想い起こすことによって作曲者の頭を離れることのなかった朝の描写で、いつもながらの朝の教会の鐘の音とともに町は目覚めていく。
【ピガール】ストラヴィンスキーやプロコフィエフの手法を合わせたような種類のユーモアをもたせたバレエ的スケルツォに、この街のいろいろな情景を流し込んで作ったバーレスクで、音楽は目まぐるしい展開を見せる。
【ペール=ラシェーズ】ゆっくりとしたテンポで演奏されるもの悲しい音楽で、スコア冒頭に”ジムノペディのように”と書かれ、エリック・サティの傑作「ジムノペディ第1番」のスピリットが受け継がれている。死のモティーフとしてしばしば使われるグレゴリオ聖歌の中の「怒りの日」の引用もある。
【レ・アル】テンポの速い、賑やかなフィナーレで、”ベル”は勝ち誇り祝福するように響く。クライマックスには、1855年に実際にこの地区にあるサントゥスタッシャ教会で初演されたベルリオーズの「テ・デウム」からの引用もある。

 
●S.メリッロ:ストームワークス (G5) ¥28,350 【A−518】
1.TIMESTORM(3’22)
2.Before the STOME(4’32)
3.Into the STOME!(3’18)
「TIMESTORM」打楽器群の野性的なリズムで聴いている者のハートをがっちりキャッチ。息つく暇も与えない程スピーディーな展開で非常にエキサイティングである。「Before the STOME」ホルンの甘く切ないフレーズで妖艶な場面が印象的。終始ゆったりとした美しいメロディーが展開されるが、コードの変化が特に色彩的で、幻想的な空間を醸し出す。「Into the STOME!」華麗なラストシーン。一つのメロディーを金管群、木管群、打楽器群に細かく分散させる書法が、この曲の持つスピーディーな展開に見事にマッチしている。
特に打楽器群の活躍は(S.メリッロ作品の特徴だが・・)必見である。
 
●S.メリッロ:プラトン洞窟からの脱出 (G5) ¥29,925 【A−519】
1.The Cave,The Struggle,and The Man from the Light(6’00)
2.Message of the Man(The Fragile Heart)(4’41)
3.Escape...Into the LIGHT!(5’42)
ストーリー性のある音楽で、演奏者も聴き手も一つの映画を見ている様な感覚を感じる事が出来る。全体を通じ切迫した緊張感が曲を支配する。2曲目の色彩感あふれるサウンドと、3曲目の荘厳かつ豪華なエンディングは特に印象的。この手の長い曲は、技術的にも音楽的にも説得力のある演奏が不可欠なので、実力のあるバンドには是非やって頂きたい作品である。
 
●ギリングハム:コンチェルティーノ〜4人の打楽器とウインドアンサンブルの為に〜 (G5) 9’00
 ¥29,400 【A−368】
曲は2つの主題により創られ、それらはゆっくりとした神秘的な冒頭部(ギリングハム得意の?)に登場する。一つ目は2台のマリンバによりドラマティックに。。二つ目はヴィブラフォーンと鉄琴により印象的に。。次のアレグロの部分ではロンド形式になり、エピソード的に2つの主題が再現される。中でも最初の主題は木琴とマリンバにより、活発にアルペジオ風に表れる。コーダは2つのセットのバスドラムの激しいリズムの競演となり、金管群の力強い第2主題が姿を表し劇的に完結する。視覚的にもすぐれた演奏効果をもち、卓越した打楽器奏者が揃うのであれば、是非演奏して頂きたい”劇作”である。
 
●デ=メイ:ラ・クインテセンザ (G5) 12’00 ¥26,250 【A−428】
重厚なファンファーレで曲はスタート。J.ウィリアムズ作品にも似た金管楽器群の動き。Picのユーモアなメロディに始まり、他楽器にこのテーマが引き継がれていく。中間部はA.Saxのせつないソロでしっとりと聴かせた後、Hornを中心とする金管群の非常にスケール感のある場面が姿を表す。曲は次第に盛り上がって感動的なラストを迎える。シンバルの一打が大変印象に残る。金管セクションの充実したバンドに是非演奏して頂きたい一曲。
 
●ギリングハム:ギャラクティック・エンパイヤ〜銀河の帝国 (G5) ¥30,450 【A−362】
第1楽章:アンドロメダ星雲の戦闘の星(3’40)
第2楽章:マゼラン星雲の宵の明星(4’30)
第3楽章:銀河系の地球(3’30)
ギリングハムの今までの社会問題や宗教を題材にしたシリアスな作品と違い、宇宙への憧れをファンタジックに描いた
作品。そのせいか大変聴きやすく楽しめる内容になっており、随所に彼の今までの作風とは違った一面が見える。宇宙といった響きのホルストの「惑星」、J.ウィリアムズの「スター・ウォーズ」の影響、そして彼の今までの作品になかったジャズのリズムや、ポップな展開、サウンドが盛り込まれ、大変親しみやすい。
 
<第1楽章>は両性類にも似たエイリアン達が、絶え間ない戦闘を永遠に続けている。悲愴な戦争、虐殺、破壊を打楽器群の効果的な使用により最大限に表現されている。
<第2楽章>は上記の戦闘の星とは全く逆で、この星に住む住民は非常に高い知能を持ち友好的で、静穏と平和に満ちた理想的な環境で生活している。色彩感のある美しい響きが素晴らしい。
<第3楽章>地球を支配している人間は、恐ろしいことをしてしまう残虐性と、驚くべき偉業の数々を成し遂げてしまう創造性といった相反する2つを持ち合わせている。人類の希望を願ったフィナーレにふさわしい力強いサウンド。
 
●A.ウェニャン:ストーリア・エロイカ (G5) 18’00 ¥31,920  【A−353】
題名はルクセンブルクとその住民に寄せる音楽詩。この国の歴史を壮大に表現している。ルクセンブルクに降りかかった戦争と様々な荒れ狂った出来事を表現しているが、直接音楽で表現している訳ではなく、むしろ客観的である。
そのためギスギスした音の羅列はほとんどなく、比較的聴きやすい。美しいフレーズも多く見られ、ラストはスケールの大きなクライマックスを迎える。演奏時間が長く、高いテンションで演奏しないと飽きられてしまう可能性があるので注意したい。
 
●ヴァン=デル=ロースト:クレデンティウム (G6) 13’15 ¥31,920  【A−334】
人気作曲家、ヴァン=デル=ローストの新作。上記のウェニャンの作品と同じく、ペールでの戦争の歴史などを題材にされたもの。こちらはどちらかと言えば音楽は主観的。打楽器や荒々しい金管群は戦争をはじめとする数々の惨劇を表現している。中間部のエキゾチックなサウンドは、繁栄とそれぞれの民族が置き残した多様性を表現している。
ラストのエンディングは希望に満ち溢れ、壮麗かつ華麗である。難易度が高く、技術的にも高い音楽表現が要求されるので、実力のあるバンドに演奏して頂きたい。力作である。
 
●M.エレビー:ニュー・ワールド・ダンス (G6) ¥25,200 【A−355】
1.大地の踊り (2’10)
2.月の踊り (3’30)
3.太陽の踊り (3’00)
タイトルの「ニューワールド」とはアメリカ大陸の事で、3つの短い楽章から構成されたこの作品は、広大な大陸を開拓した人々のフロンティア・スピリットを音楽で再創造することを意図している。描写的な要素は一切ないが、第1楽章
「大地の踊り」は開拓者たちの活力を。第2楽章「月の踊り」は目指すはるか彼方の地への思いを。第3楽章「太陽の踊り」は夢の現実を、それぞれ象徴する音楽だと作者は述べている。かなり難易度も高く、能力のあるバンドでなければこ
の音楽は表現できない。こまかな変拍子はもちろんの事、技術的にもかなりな要求をしている。しかし、めまぐるしく変化する音楽の流れが大変素晴らしいので、聴いている者をぐいぐいと引き込みスリリングで思わず興奮してしまいそ
う。。。是非チャレンジして頂きたい作品である。 
  
●バーンズ:ラプソディック・エッセイ (G5) 9’00 ¥16,065 【A−435】
A.リードと並ぶ吹奏楽経験者に馴染みの深いバーンズの作品。しっかりとした構成力で安心して演奏できる。バーンズの作品に共通して言える事は、けっして響きが薄くならず、よく鳴ってくれるという事である。木管楽器よりはどちらか
と言うと金管楽器の方に比重が多く、メロディーの金管に対して木管の色彩感(かざり)といったところか。。(木管奏者の方失礼。。。)いずれにせよ演奏後、満足感の味わえる一品。
 
●ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(高橋 徹編)(G5)30分  ¥52,920  【A−476】
アレンジ物だけどあえて紹介。今話題沸騰中の「展覧会の絵」。大阪音楽大学助教授・高橋徹による完全新編曲。ラヴェル版、ストコフスキー版、フンテク版、トゥシュマロフ版、ウッド版、アシュケナージ版などこの曲の編曲は山程ある
が、全く新しい吹奏楽版「展覧会の絵」がここに誕生。オーケストラの精妙な色彩感を吹奏楽で再現する難しさを、リズムの変化や打楽器の新たな使用などで見事に補っている。特に興味を惹かれるのは「リモージュの市場」の躍動感。ハイ
ハットの刻みが耳に心地よい。「キエフの大門」もラヴェル版とは全く違うアレンジで壮大な音楽絵巻が展開される(少々くどいが・・)。以前、富山県高岡商業高校がこの曲をコンクールで演奏した事があるが、久しく演奏されていないこ
の名曲を、この新たなアレンジで演奏すればきっと話題になるであろう。
 
●R.シシー:管楽器と打楽器の為のディヴェルティメント (G5) ¥21,000 【A−385】
(1)高揚(2、20)
(2)諷刺(2、30)
(3)追憶(3、20)
(4)挨拶(2、30)
なかなか楽しい曲である。こんな曲がたくさん演奏されればいいのに・・。バーンスタインやコープランド、ガーシュインに敬意を表して作曲された。短いソロが各パートに振り分けられており、テンポもめまぐるしく変化するので技術的にもかなり難しいが、これが喜遊曲の楽しいところ!さくっとはまれば、あなたを「音楽のエクスタシー」に誘ってくれます。
(高揚)は力強いファンファーレ。
(諷刺)は変拍子を生かしたリズムのアンサンブルと各楽器の音色のコントラストが楽しい。
(追憶)は美しいフルートのメロディが印象的で、ちょっぴりセンチな気分にさせられる。
(挨拶)はバーンスタインの「ディヴェルティメント」
を思わせる大変愉快で楽しい元気な曲である。
 
●J.S.バッハ:シャコンヌ ニ短調 (G4.5) 9’30  ¥15,225  【A−477】
よく演奏される「トッカータとフーガ ニ短調」の他に良いバッハの作品ないかー!って叫んでいた方。朗報です。ついに「シャコンヌ ニ短調」の登場です。原曲は1920年頃に書かれた「無伴奏Vnのための3つのソナタと3つのパル
ティータ」のうちの「パルティータ第2番 ニ短調」終楽章にあたる。バッハ作品に特有のメロディーの織り成す様が素晴らしく、次第に高揚していく音楽の経過が感動的。コンクールはもちろん、バンドのサウンドを作り上げていく日頃の
練習にも最適である。
 
●ヤン・ヴァン=デル=ロースト:エテ・イン・テラ・パクス〜地上に平和を〜(G4) 12分 ¥28,350  【A−335】
タイトルどうり、地上に平和を切に願う思いがこの作品には込められている。ヴァン=デル=ローストのよくある明るい作風とはまた違ってシリアスな力作。曲は終始重く沈んだ雰囲気に支配されているが、その中にかすかな救いの色が漂うシ
ーンは感動的!聴いている者に何かを考えさせられる事のできる、メッセージ性の強い作品。
 
●ギリングハム:管楽器と打楽器のための交響曲「黙示録による幻想」(G5.5) ¥25,725 【A−363】
(1)幻覚(7’50)
(2)凶暴な(3’14)
(3)救世主の王国(5’43)
だいぶ前に出版されていた曲だが、問い合わせが多いのでこのコーナーに再度載せる事にした。’99年度の全日本吹奏楽コンクールでも、埼玉大学をはじめ3団体が演奏している。’95年ジョージア大学により初演された。3楽章に分かれており、
第1楽章の「幻想」は近い将来に起こる、予想できない世界の終わりという予言者の幻想。
第2楽章の「凶暴な」は黙示録に次から次へと現れる宇宙の大激変について。
第3楽章の「救世主の王国」は、キリストが復活し、すべての人類のための崇高さ、呼びかけ、希望を表現している。
ギリングハム特有の打楽器の色彩感や金管楽器のコラールが素晴らしい。ラストがかなりエキサイティングで盛り上がる曲なので一般ウケはするだろう(笑)。しかし密度の濃い内容のある作品なので、力のあるバンドには是非演奏して頂きたい一品である。
 
●D.マスランカ:子供の庭の夢(全5楽章)〜スコアのみ〜   (G5) ¥17,850  【A−460】 再販
(1)「月には砂漠があり、少女は深くその中に沈み、地獄に辿り着く夢」(4、50)
(2)「酔っぱらった女性が水の中に落ち、酔いから醒めて水から上がってくる夢」 (3、58)
(3)「小動物の群れに追いかけられ、小動物は恐ろしい大きさになり、
   そのうちの一匹に少女は食べられてしまう夢」 (3、23)
(4)「一滴の水を顕微鏡でのぞいて見ると、その中は木の枝で繁っており、
   その一つ一つが世界の始まりであった夢」 (9、12)
(5)「天国に昇ってみると、異教徒達が祝宴を挙げていて、地獄に降りていくと、
   天使達が良いことを行っていた夢」 (10、18)
ある少女が見た不思議な夢をモチーフに書かれたもので、空想印象主義的な色濃い作品。多彩な音色をちりばめ、特殊な音響空間を演出する。メシアン風の印象で、聴いている人はきっと固唾を飲んで演奏に引き込まれてしまうだろう。
 
●J.カーナウ:4つのコロニアル・カントリー・ダンス   (G5)   ¥17,745 【A−358】
 1)序奏   -ボストンのきまぐれ(2’10)
 2)市長殿の楽しみ(3’40)
 3)コロニアル・ジグ(1’50)
 4)悪魔の夢(3’10)
アメリカボストンの地に、その昔イギリス文化と共に民俗芸能が伝わった。そのカントリーダンスがこの曲の素材となっている。4つの曲にわかれており、それぞれ個性があって大変興味深い。素朴でこっけいで、それでいてしっかり聴かせるフレーズが素晴らしく、演奏会のメインにぴったりだ。ただ、技術的に細かいパッセージなどが各パートに振り分けられているので、基礎のしっかりしたバンドにおすすめする。
 
●ロバート・W・スミス作曲:大地と水と火と空の歌  (9分)グレード4 ¥17,220 【A−405】
『神曲』『伝説のアイルランド』『海の男たちの歌』等で知られる、現在最も注目される作曲家となったR・W・スミスの最新作。 今回はアメリカインディアンの踊りと歌を題材としている。火を囲んで踊られる光景の力強い音楽が印象的。 足踏みあり、歌ありと、かなりワイルドな曲に仕上がっている。なお、次第に静まっていくエンディングと、力強く終るエンディングの2つのバージョンを選ぶ事が出来る。トランペットの高音を除けば技術的にさほど困難ではない。
 
●エリック・ウィテカー作曲:ゴースト・トレイン  (20分)グレード5  ¥54,600 【A−347】
「忘れられた町や無人の町を夜通し走る超自然的な機械、幽霊列車の伝説」この曲の解説は前の文章だけで十分であろう。第一楽章は“列車の走り” 第二楽章は“駅の前の小さなホテルのバー” 第三楽章は“再び列車は動き始める”の3つの楽章に分かれている。少々難しい曲だが吹く人も聴いてる人もきって楽しめるだろう。
 
●D・ギリングハム作曲:闇の中のひとすじの光( '98 )  (10分)グレード5  ¥23,100 【A−364】
大音響とともに9階建ての大きなビルがえぐり取られ、もうもうと上がる黒煙の下で悲鳴と怒号が飛び交う。飛び散ったガラスの中で顔を血まみれにして泣き叫ぶ子供たち。 瓦礫の中から次々と遺体が運び出される。95年、米国オクラホマで起きた連邦ビル爆破テロ事件は全世界に無差別テロに対する怒りをも起こさせた。この曲は事件の犠牲者に捧げたもので、大惨事を克明に表現し、最後は168人の霊魂を安らかに送るように印象深く静かに終る。 メッセージ性の強い作品。
 
●ロジャー・シシー作曲:ガリレオの月  (18分)グレード5  ¥28,350 【A−384】
太陽系の中でもっとも大きい惑星である木星には、現在13個の衛星(月)が確認されている。その中の4個は質量も大きく、小型の望遠鏡でも観測可能である。「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」と名づけられたが、発見者にちなみ、4個をまとめて「ガリレオ衛星」と呼ばれている。題材の持つ神秘性や、壮大なイメージが余すところなく音楽で表現されている。


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